なぜ、分かっているのに変われないのか?ChatGPTと自分の盲点を掘り下げた結果
こんにちは、aibiznoteです。
以前、ChatGPTを使って「自分でも気づいていない盲点」を掘り下げる自己分析をしました。
思っていた以上に深いところまで考えさせられて、かなり面白い体験でした。
でも、そのあと一つの疑問が残りました。
「自分の盲点が分かった。……で、そのあとどうすればいいんだ?」
自分にはこういう癖があるらしい。こういう考え方を繰り返しているらしい。
それを知った瞬間は、何かが変わったような気がします。でも翌日から、突然行動が変わるわけではありません。
「自分ってそういう人間なんだな」と納得して終わってしまえば、自己分析をした満足感だけが残ります。
僕は、それでは少しもったいないと思いました。
そこで今回は、前回の自己分析からもう一歩進んで、見つかった盲点が実際の行動にどう影響しているのかをChatGPTと掘り下げてみました。
すると、最初に予想していたものとは少し違うところに辿り着いたんです。
僕には、何度も戻ってしまう「問い」があった
僕はいろいろなことに興味を持ちます。
ブログもそうですし、AIを使った副業や、新しいサービスを考えることもあります。
面白そうだと思えば調べてみる。実際に作ってみる。ここまでは比較的すんなり進みます。
ところが、しばらくすると頭の中にある問いが出てきます。
「これって、本当に収益化できるの?」
そして、その次にこう考えます。
「収益化できないのであれば、別のことに時間を使った方がいいんじゃないか?」
これ自体は、それほどおかしな考えではありません。使える時間には限りがあります。副業としてやる以上、収益性を考えるのも当然です。
問題は、この問いが何度も出てくることでした。
面白いものを見つける
↓
やってみる
↓
少し進む
↓
「これって収益になるの?」
↓
「ならないなら、別のことをやった方がいいのでは?」
↓
少し離れる
↓
また別のものに興味を持つ
振り返ってみると、対象は違っても、似たようなところを何度も通っていることに気づきました。
では、どうすればいいのか。最初に僕が考えた答えは、かなりありふれたものでした。
「マインドセット」の問題なんじゃないか?
もっと長期的に考える。目先の成果に一喜一憂しない。なぜそれをやるのか、大きな目的を忘れない。
いわゆる「マインドセット」の問題なのではないか。
例えば、最終的に経済的な自由を得たいとします。そのために会社以外の収益源を作りたい。だからブログを育てている。
そう考えれば、「今月いくら稼げたか」だけでブログを判断するのではなく、
「自分が目指している未来のために、今は種をまいているんだ」
と考えられます。
なるほど。それなら続けられそうです。僕も最初は、ここが答えなのかなと思いました。
でも、少し考えるとおかしい。
目的を強く意識すると、むしろ別の疑問が出てきた
仮に僕の最終的な目的が「経済的な自由を得ること」だったとします。それを強く意識してみます。
経済的な自由を得たい
↓
そのためには会社以外の収益を増やしたい
↓
そのためには、限られた時間をできるだけ有効に使いたい
↓
……だったら、
「収益になるか分からないブログに、この時間を使っていて本当にいいの?」
となるんです。
あれ? 元に戻ってしまいました。
目的を忘れているから迷っているのなら、目的を思い出せば解決するはずです。でも僕の場合は、少し違った。
むしろ目的を大切にするほど、「その目的に対して、この手段は本当に効率がいいのか?」を確認したくなる。
ブログよりAI副業の方がいいんじゃないか。いや、商品を作った方がいいんじゃないか。もっと別の方法があるんじゃないか。
そうやって手段を比較し始める。
つまり僕の場合、夢が足りないから止まっていたわけではなかったんです。
では、何が起きていたんだろう。
「続かない」のではなく、何度も意思決定をやり直している?
ここからChatGPTとの対話をさらに続けました。
僕自身、「もっと継続できるような考え方を身につければいい」という答えには、どうもしっくりきませんでした。そんなことは、ある程度分かっているからです。
ブログが一晩で育つわけではない。新しい活動は、ある程度試さなければ可能性なんて分からない。それでも同じところへ戻る。
そこで一つ、見方を変えてみました。
僕は「継続できていない」のではなく、一度決めたことを、途中でもう一度「選ぶところ」からやり直しているのではないか。
例えば、「副収入を作りたい」→「ブログを一つの手段として試してみよう」。ここまでは意思決定です。
本来なら、その次は、記事を書く。反応を見る。改善する。商品を出してみる。データを集める。という「検証」に進むはずです。
ところが途中で、「そもそもブログって収益になるの?」という問いを開いてしまう。
すると、ブログなのか。AI副業なのか。商品販売なのか。別の方法なのか。再び「何を選ぶ?」というところまで戻ります。
そして、新しい選択肢はいつだって魅力的に見えます。
これでは、一つの仮説に十分な検証時間を与える前に、何度も選択会議を開いているようなものです。
調べてみると、心理学にも少し似た考え方があった
ここまで考えたあと、「これに近い心理学の考え方はないのかな」と調べてみました。
心理学では、Peter Gollwitzerらによる目標追求の研究の中で、目標を選ぶ際に選択肢のメリット・デメリットを考える熟考的マインドセット(deliberative mindset)と、選んだ目標を実現するために行動する実行的マインドセット(implemental mindset)が区別されています。
もちろん、僕のブログが止まる理由がこの研究によって「証明された」という話ではありません。
ただ、自分に起きていたことを考えるヒントとしては、かなりしっくりきました。
僕は実行している途中なのに、何度も、「そもそも、これを選ぶべきなのか?」という熟考側の問いに戻っていたのかもしれない。
さらに、目標について調べていくと、目標には階層があるという考え方もあります。
例えば、「経済的に自由になりたい」という抽象的で長期的な上位目標があり、その下に「会社以外の収益源を作る」、さらに「ブログを育てる」「記事を書く」といった、より具体的な目標や行動がぶら下がっている。
上位の目標は「なぜやるのか」を与えてくれます。一方で、実際に行動するためには、具体的な下位目標も必要です。
つまり、「夢を持てばいい」でも、「目の前のことだけやればいい」でもない。
上と下がつながっていることが大切らしい。そこで僕は、自分の活動をツリーのように考えることにしました。
問題は「迷うこと」ではなく、どこまで戻るかだった
ここで僕にとって一つ大きな発見がありました。
迷うこと自体は悪くありません。「このやり方でいいのかな?」と疑うから改善できます。
ブログに可能性がなければ、やめた方がいい場合だって当然あります。
だから、「一度決めたことは絶対にやり抜こう」という結論にもしたくありません。
問題は、一つ疑問が出るたびに、どの階層まで意思決定を戻してしまうのか。なのではないか。
例えば、ある記事のアクセスが伸びなかった。そこで「タイトルを変えてみよう」なら、記事レベルの改善です。
でも「このブログ自体に意味があるのか?」まで戻ると、ブログという戦略そのものの再評価になります。
さらに「そもそも副業なんてする必要があるのか?」まで戻れば、もっと上の階層です。
これらは全部、大切な問いです。でも、毎回すべてを問い直す必要はありません。
ブログを3か月試すと決めたなら、その3か月は「ブログをやるべきか?」ではなく、「ブログという仮説を、どう検証すればいいか?」を考える。
そして3か月後に、集めたデータを見て初めて「ブログを続けるか?」という一つ上の問いを開く。
もちろん、重大な新事実が出たときは予定より早く見直して構いません。
大事なのは、疑問を無視することではなく、判断する条件を持っておくことです。
こう考えると、僕に必要だったのは「もっと強く信じること」だけではありませんでした。
どの問いを、いつ開いていいのかを決めること。
だったのかもしれません。
では、あなたが何度も戻っている問いは何だろう?
ここまで、僕自身の話をしてきました。僕の場合は、「これって本当に収益になるの?」という問いでした。
でも、あなたの場合は違うかもしれません。
何かに挑戦するとき、いつも「自分には向いていないんじゃないか」と考えてしまう。
人間関係で少し距離を感じると、「何か嫌われることをしたかな」と考え始める。
新しいことを勉強しているのに、「もっと効率のいい方法があるはずだ」と、いつの間にか勉強法ばかり探している。
もし心当たりがあるなら、少しだけ考えてみてください。
あなたが最近、何かをやめたり、迷ったり、先延ばしにしたとき。最後に頭の中で何を問いかけていましたか?
そして、その問いは今回だけのものでしょうか。それとも、以前にも同じような場面で現れていたでしょうか。
僕が気になったのは、ここでした。
一つひとつの判断は合理的に見えても、繰り返し並べると、別の構造が見えてくることがあります。
ただ、ここには難しさがあります。
自分が何度も繰り返している問いほど、自分にとっては当たり前の考え方になっている。
だから、なかなか疑えないんです。
僕も、最初からこの答えに辿り着いたわけではありません
ChatGPTとの対話でも、最初は「長期目線を持とう」「目的を明確にしよう」といった方向に話が進みました。
もちろん、それも大切です。でも僕は、どうしても納得できませんでした。
「それは、結果として続けられた人の話じゃない?」
そう反論しました。
すると、少しずつ問いが変わっていきました。「どうすれば継続できるか」から、「なぜ自分は、同じところで判断をやり直してしまうのか」へ。
そして、ようやく自分の行動を別の角度から見ることができました。
ここで一つ、思ったことがあります。
僕が欲しかったのは、もっと前向きになるための言葉ではなかった。自分が同じ場所に戻ってしまう仕組みを、自分で確かめる方法だったんです。
では、それを他の人も自分で試せるようにできないだろうか。そう考えて、今回のプロンプトを作りました。
盲点を見つけた、その先へ
この先に用意したのは、ChatGPTに性格を言い当ててもらうプロンプトではありません。
過去の経験を一つずつ聞き取り、共通する判断や問いを探し、AIの分析が間違っている可能性まで確認する、段階式の対話プロンプトです。
最後には、あなた自身の経験をもとに、次の内容を整理します。
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繰り返している可能性のある行動パターン
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その直前に現れる問いや判断
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次に同じ場面が来たとき、試せる具体的な行動
第1弾の自己分析結果があれば、その続きから使えます。初めての方も、過去の具体的な出来事から始められます。
僕自身は、ここまで辿り着くのに何度もAIとやり取りしました。
今回のプロンプトでは、その試行錯誤を一から繰り返さずに済むよう、質問の順番と確認工程を組み込んでいます。
もし、何度も同じところで立ち止まっている感覚があるなら。
次は「なぜ自分はこうなんだろう」で終わらせず、実際に何が起きているのか、一緒に確かめてみませんか。